2020.02.27
【新しい漫画追加しました】漫画1,000冊プロジェクト
みなさん、こんにちは。
新しい漫画を追加しました。
『アンゴルモア』です。
1274年の鎌倉幕府の時代。
御家人だった朽井迅三郎(くちいじんざぶろう)は、鎌倉幕府の内紛である二月騒動で囚われの身となり、罪人として対馬に流されました。
迫り来る蒙古の大軍勢に、島の主である宗氏一族は苦戦します。ボロボロになり退陣寸前の戦場に、迅三郎が現れるのです。実は、彼を含め対馬に送られた12人の流人たちは、来る蒙古襲来に備えて捨て駒として集められたのでした。
主人公の迅三郎は架空の人物で、源義経の兵法である「義経流」の使い手。シンプルかと思いきや奇策も使いこなす鎌倉武士です。対馬に伝わる寺社縁起の『八幡愚童訓』に出てくる、「口井兄弟」の説話がキャラクターに繋がったといわれています。
ほかにも、島の美しき姫で安徳天皇の血筋を受け継ぐ輝日姫(てるひひめ)、弁慶のような大男で伊予の海賊・鬼剛丸(おにたけまる)、夜に目が効きすばしっこい少年・阿無志(あむし)、600年前から対馬に土着した防人の末裔・長嶺判官(ながみねはんがん)など、個性豊かなキャラクターも魅力的です。
さらに、島に住む白い大鰐(鰐は鮫の意味)である海幸彦(うみさちひこ)の存在が何を意味するのかも気になるところ。
蒙古軍の圧倒的な力の前に、対馬の人々と12人のワケありの流人たちが、生き残りをかけて背水の陣の戦いをくり広げていきます。